日本語辞書をどう使うか

 

日本語辞書をどう使うか

 

翻訳にあたって英英、あるいは英和辞書で単語を調べ、適訳を自分で考えついたなら、今度はその訳語を日本語の辞書を引いて、確かにそれが原文の意味に対応しているかどうかを確認しておく慎重さが欲しいところです。

 

例えば-----
She had on a silk dress and it made a faint rustle as she strolled about the room.
彼女は絹のドレスを着ており、部屋のなかを歩き回るときかすかな絹ずれの音がした。

 

と訳してから“絹ずれ”を日本語の辞書で念のために引いてみると、“衣ずれ”または“きぬずれ”が正しいことがわかります。

 

あるいはまた、Walls have ears.またはFields have eyes, and hedges have ears.という英語を見て、日本の警句の<壁に耳あり、畳に目あり>と翻訳して、日本語の辞書で確かめると、正しくは「壁に耳あり、障子に目あり」であることが分かるといった具合です。

 

日本人はとかく学校を卒業すると日本語(国語)の辞書など見向きもしませんが、これは悪いくせです。