登場人物の性格を正しくとらえる

 

登場人物の性格を正しくとらえる

 

小説の登場人物の性格はそのもの言いや、行動にはっきり表れます。そこで翻訳者はそれを正確につかんで、それが表れるような訳語を選んで訳さないといけません。

 

例えばHe yelled.というような短い、簡単なセンテンスでも、<彼は叫び声をあげた>と訳すと、その男が衝動的で、激しやすいとか、憶病ものとかいう性格になります。

 

ところが<彼は大声で叱咤した>と訳すと、その男は危機に面しても少しも騒がず部下を励ますような沈着な勇気のある人物というイメージが湧きます。

 

そこでその人物に合わせて訳し分けしないと、後者であるのに前者に訳して、読者を迷わせることになります。