医療英語:first pass effect 初回通過効果

 

経口投与した薬剤は、消化管の中で崩壊 0 分散して溶液になり ます。溶けた薬物は消化管の壁を越えて吸収され血液中に入り、門脈を通って肝臓に運ばれた後、全身を循環する血管に人ります。腸墜や肝臓には、薬物 を代謝する酵素が多く含まれているため、薬物がここを通過する段階で、 一部が壊されたり代謝されたりします。この現象を、「初回通過効果」と呼びます。
たとえば狭心症治療薬のニトログリセリンは、飲みこんでしまうと効 果が出ません。ニトログリセリンは初回通過効果を受けやすいため、服用 すると 90 %以上が腸壁や肝臓で壊 されてしまい、標的 とする臓器(心筋) に到達しないからです。ニトログリセリンを口の中で溶かせば、粘膜から吸収された成分が肝臓を通らずに循環血に入るため、効果が現れます。